個人再生のデメリット
①返済しなければならない
大きく減額はされますが、3年かけて返済していかなければなりません。
したがって、返済できるだけの定収入があることが条件となるので、失業中や専業主婦の方、生活保護受給者では、申し立てることができません。
(派遣社員、パート、アルバイト、年金受給者は申し立てることができます)
②手続期間が長い
個人再生の申立てから返済開始まで約7ヶ月ほどかかります。
同時に、返済も止めて構いません。
それから原則として3年間の返済となりますので、依頼から完全に終了するまでには約4年ほどかかることになります。
③信用情報機関に事故情報が載る
信用情報機関(通称ブラックリスト)に事故情報として記録されるため、ローンを組んだり、クレジットカードは作れなくなります。抹消まで3~7年ほどかかるようです。
④官報に記載される
再生手続き開始決定時、書面決議時or意見聴取時、再生認可決定時の3回となります。
※もっとも一般の人に知られることはまずありません
以下のような記載が載ることになります。
平成24年(再イ)第●●号
千葉県船橋市湊町2-1-2
再生債務者 船橋 リバティ太郎
1 決定年月日時 平成24年2月14日午後5時
2 主文 再生債務者について小規模個人再生による再生手続を開始する。
3 再生債権の届出期間 平成24年3月6日まで
4 一般異議申述期間 平成24年3月21日から平成24年4月3日まで
千葉地方裁判所民事第4部破産再生係
※なお、この官報を見てヤミ金からDMが行く可能性がありますので注意が必要です。
⑤保証人に請求がいく
破産を申し立てると、保証人に請求がいくことになります。
場合によっては、保証人も一緒に破産等の法的手続をとった方がよいこともあります。
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