任意整理の解決事例

任意整理の事例【1】

毎月13万円超えの返済が毎月4万円に 船橋市・Sさん

大企業にお勤めのSさんは、営業費用の立て替えに消費者金融を利用しているうちに、金銭感覚が狂い、気がつくと700万円近い借入がありました。毎月の返済額は13万円にもなっていたそうです。
それでも収入があったため、返済を続けていたのですが、2年ほど前に脳梗塞で入院。1年間のリハビリを経てようやく復職したそうですが、定時で帰れる部署へ異動したため、収入が減少。 これまでのように返済することはできず、債務整理のご相談に見えました。

700万円もの債務がある場合、通常であれば自己破産を提案するのですが、Sさんは任意整理でやりたいと強く要望されました。もっとも、任意整理は、貸金業者との和解で返済方法をまとめていくものです。現実に返していくだけの見通しがなければ和解することはできません。
Sさんの場合は退職金としてまとまった額が入るあてがあったため、任意整理で受任することにしました。

アコムは引き直し計算により半額以下に減額することができましたが、オリックス・クレジットと楽天クレジットは利息制限法の範囲内の貸付だったため、引き直し計算による減額はできませんでした。

3ヶ月ほど交渉を続け、それぞれ全72回の分割で最終回に退職金でまとめて返済するという和解案でまとめることができました。
毎月13万円の返済から毎月4万円の返済となり、Sさんは「これなら返していけます」とおっしゃってました。

収入が多い方は貸金業者からの貸付額も多くなりやすいため、気がつくと多額の負債を負っている場合があります。
Sさんも当事務所へ依頼されるまで、いくら借りているか知らなかったそうです。

現在返済中の方は、借入残総額をご存じですか?

会社名 取引期間 受任前 引き直し計算後元本 和解額
オリックス・クレジット H17-23 276万円 276万円 276万円
アコム H15-23 231万円 95万円 100万円
楽天クレジット H18-23 187万円 187万円 30万円
合計 694万円 558万円 406万円

任意整理の事例【2】

家族に秘密で任意整理 館山市・Kさん

専業主婦歴40年のKさんは、13年ほど前から生活費として借入をしていました。旦那さんが定年となり、収入が大幅に下がったのをきっかけに、これまでのような返済は難しいとご相談に見えました。

任意整理として受けましたが、条件がひとつありました。
家族には絶対に秘密にすること!

家族に秘密にしたい方は多いので、個人名での郵送・郵送不可電話連絡のみ・メールのみ等、ご希望に応じた連絡手段をご用意しております。

Kさんの場合は郵便でのやりとりは一切不可。携帯電話のみ可能とのことでした。

任意整理の場合、通常であれば、受任後に書面を送るのは、事件終了時のみとなります。

ただ、Kさんの場合、途中で私が事務所を独立してしまったため、委任状を新たにもらう必要がありました。
事務所へ直接おいでいただくということも考えたのですが、あいにく遠方にお住まいです。メールも使えないとのことなので、最終的にコンビニのコピー機へ委任状のひな型を転送し、コンビニからプリントして郵送していただくという手段で解決することができました。

委任状の取得に手間取りましたが、任意整理自体はとてもスムーズにすすみ、新生フィナンシャルからの過払金でアコムの債務を一括返済。Kさんには過払金をお返しすることができました。

秘密厳守はこの仕事の基本ではありますが、その半面こまめな報告も心がけております。
携帯電話・メール等、今は様々な方法でご連絡をとる方法がございますので、遠方の方でもお気軽に御相談下さい。

会社名 取引期間 受任前 引き直し計算後元本 和解額
新生フィナンシャル H11-22 92,008円 -623,600円 -648,000円
アコム H18-22 144,374円 40,937円 40,937円
合計 236,382円 -582,663円 -607,063円

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